せき宮

真木テキスタイルスタジオ 春夏の布と衣展 DMの商品 その1

   

商品のお問い合わせがありましたので、DM写真を中心ご紹介いたします。

タンクトップ
写真はタンクトップですが、ブラウスもあり、合わせて説明いたします。
素材は、涼しくて暖かいシルクになります。
この相矛盾した特徴は、この絹糸の構造に秘密があるようです。糸の断面は
多孔質になっています。
空気を含んでは発散、水分を含んでは発散、まるで糸が呼吸しているような
構造です。
一日の寒暖の差が大きいこの季節は、その効果を大いに実感する季節です。
日中暑く、夕方から肌寒く感じる日、昼間は汗ばんでもさらっと気持ちよく
過ごせて、次第に寒くなってきても、だんだん暖かく感じていきます。
この一枚で。
熱を発している訳ではありません。体温を保ってくれているのです。私は一
日のうちに寒暖の差がある日、出掛ける先の気温がここより暑いか寒いか判
断に迷うとき、空調が効き過ぎる所などで活用しています。特に風邪で体温
調節がうまくいかない日などに重宝しています。
私にとって、肌の一部のような心強い布です。

ストール
真木さんの布づくりで最も力が入るのは、ストールと聞きます。商品の半分
くらいがストールです。
素材、染色、織り方のバリエーションが豊富、色々な遊び心がそこここにち
りばめられています。なぜそんなにストールが多いのか、お聞きしたところ、
「羽織る姿が一番美しいのがストール」なのだそう。
写真の素材は透け感のあるシルク。麻を織り込んでいるものもあります。
絹糸を吐く蚕の口は、おおよそ三角形のような形になっていて、この形のお
陰で紫外線をはじくようになっているのだそうです。日除けに重宝します。
デザインのみならず、機能性に優れた布です。

スカート
写真はギャザースカートになります。おおきな格子柄、「春格子」と名づけ
られています。数種のシルクに麻を織り込んで、風をはらんだような軽やか
なスカートです。

全て手紡ぎ手織りの布です。
どうぞお手に取ってご覧ください。
会期は5/12㈯~5/22㈫まで。

真木テキスタイルスタジオ