せき宮

春いろのうつわ展 高鞍窯 井上哲治さん

   

半地下式穴窯という薪窯で焼いているのは、高鞍窯の井上哲治さん。
店を始める前から工房を訪ねており、25年程の付き合いになります。
年に6回~4回の窯焚きは、比較的多い方だと思います。

焚く回数が多いだけあって、いつお訪ねしても薪が敷地に積まれていて、
この景色を眺めるのも楽しみの一つ。

奥3つの小皿は三つ足。庭のコブシが咲き始めました。

井上さんの器は自然釉。窯の中でかぶった灰が溶けてガラス質に変化し釉
薬になります。窯の中のどの位置に置くかで火の流れが異なり、仕上がり
は窯まかせの醍醐味があります。

薪窯の土肌をどうぞご覧ください。
25日㈫まで。