せき宮

展示会開催中 手かご色々

   

手かごを幾つかご紹介します。

菅原アサ子さん作の手かご。
材は、鬼胡桃(おにぐるみ)の木の皮。
木の皮を、均一の厚さに剥ぎ、編む幅に裁断していきます。
編む前のこの下ごしらえが、季節も限られ、難しい作業。
薄過ぎず、厚過ぎず、きれいな皮に仕上げるのが菅原さんの特徴。

 

 

こちらは、山ぶどうの木の皮。
畠山和哉さん作。石畳編み。他に花編みがあります。
石畳編みも、花編みも根気のいる作業。
硬い表皮を剥いでいるので、とても柔軟性のある皮に仕上がっているのが
特徴。かごも取手も柔らかくしなります。
取手の細かい編み込みも美しい。

 

 

こちらは、工房 寿限無さん作のあけび蔓の手かご。細い蔓、太い蔓を編
む部位ごとに巧みに使い分け、繊細なかごに仕上げています。
持ち手は、蔓を縦半分に割り、巻き付けます。ゴロつかずピタッとした仕
上がりです。どこをとっても細部まで美しい編み込みが特徴。

手に取ってどうぞご覧ください。
展示会は、7月25日(火)まで。