せき宮

秋冬の布・衣 展示会 始まりました

   


展示会始まりました。
初日の午後からは、田中ばるばさんによる「インド新工房始動!」と題してのお話し会。

たくさんの画像と動画によるお話。お運び頂いたお客さまありがとうございました。
3年前から始まった工房の建築は、今も進行中。工事も人力、手作業、真木さんの布づくりにつながります。工房も布づくりも同時進行です。
蚕を飼い、牛を引き畑を耕し、染料になる植物を育て、今は廃れて久しい日本の暮らしの風景が広がります。山河にのびのび放たれた羊の群れ、染めの現場、糸紡ぎの様子、どれをとっても原始的で尊い仕事。全ては着心地のよい美しい布へ通じていきます。大地を思わせるような布の原点はここにあります。

展示会前、真木さんから聞いていた夜香木(ナイト ジャスミン)の話。夕暮れ時咲き、明け方に咲き落ちた花を摘んで、染料にする、それはそれは魅力的な花。お話会では、動画でその開花の瞬間を見ることができ、聞いていたとおり目に見えてポンと咲く姿に心奪われてしまいました。小さな花を拾い集めて乾燥。とても美しい黄色に染まります。染料一つひとつにも物語があり、やはり全ては着心地のよい美しい布へと通じていきます。

展示会は11/8(火)まで。どうぞご覧ください。

 

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